2024年10月も最終週に入ります。早いもので今年も残すところあと2ヵ月余りです。今年は10月に入っても25℃を超える夏日が頻発しています。地球温暖化の影響ですね。全国どこで局地的豪雨による内水氾濫が発生しても不思議ではない状況です。管理組合として、マンションの治水対策に全力で取り組んでいきましょう。今回は理事の役割について説明いたします。
理事は「総会での決定事項に基づき業務執行を行う」役割を担っていますが、実際に現場で仕事をするのは、管理会社になります。
それを踏まえると理事の業務執行の内容は、同じく総会で選任された監事のチェックを受けながら、「管理会社に適切な指示を行う」ことになります。
理事の役割は、管理会社を通じて業務執行をすることになります。理事がマンション管理業務(事務管理業務、管理員業務、清掃業務、建物設備業務など)を適切に執行するためには、管理会社との関係性が大変重要になります。
管理会社の担当者(フロント担当)は、複数のマンションの管理組合を担当しています。
管理組合と関係性が薄く、疎遠になると、自分たちのマンションに対して時間を割いてもらうのは難しくなります。
すべて管理会社任せにして放っておくと、他のマンションの業務を優先され、自分たちのマンションの業務が後回しになり、気付いたら前回の理事会以降、何の進捗も無かったということも考えられます。
理事の一番の役割は、管理会社の担当者と良好な関係を築くことにあります。
良好な関係を築いた上で、管理会社の担当者から適切なアドバイスを受けるとともに、適切に指示を出すことで、マンション管理業務が円滑に進んでいくことになります。
理事には管理会社から対価に見合ったサービスを引き出すことが求められています。しかし、管理会社の担当者も人間です。苦情をぶつけるだけでは愛想を尽かされてしまいます。
良い仕事をしてもらったときは感謝の意を伝え、時にはちょっとした贈り物(もちろん理事個人の自腹ですが)をしてみると良いと思います。次第に自分たちのマンションの優先順位が上がってきます。
理事の役割を正しく理解し、管理会社に気持ち良く仕事をしてもらうことで、マンションの資産価値を守っていきましょう!
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