2024年2月も中旬に入ります。早いもので今年も2ヵ月目に入っています。管理組合の活動は順調に進んでおりますでようか?どのマンションにも必ず懸案事項はあると思います。都度問題を解決していくことが、マンションの資産価値の維持向上の近道です。管理組合の活動を活性化させていきましょう。今回は専有部と共用部の境界について説明いたします。
専有部と共用部の境界は、管理や修繕における責任の所在や、費用負担の観点で非常に重要になります。各マンションによって考え方は異なりますが、概ね、国土交通省が公表しているマンション標準管理規約に準拠して決めていることが多いです。先ずは、管理規約でどのように決められているか確認しましょう。
マンション標準管理規約第7条(専有部分の範囲)
2前項の専有部分を他から区別する構造物の帰属については、次のとおりとする。
一 天井、床及び壁は、躯体部分の除く部分を専有部分とする。
二 玄関扉は、錠及び内部塗装部分を専有部分とする。
三 窓枠及び窓ガラスは、専有部分に含まれないものとする。
※マンション専有・共用区分図の例(国土交通省「マンション標準指針」69ページ)
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