2020年12月5日土曜日

感染症対策(具体的施策)

 

2020年もいよいよ最終月となりました。新型コロナウイルスの第3波は勢いを増してきております。管理組合チャンネルでは感染症対策を十分取った上で管理組合活動を実施することを奨励しています。毎回冒頭で注意喚起を行っておりますが、今日は具体的にどうすればよいか説致します。

マンションの資産価値を維持する上で、マンション内クラスターは防ぐ必要があります。どんなに総会や理事会で資産価値を維持する施策を議論しても、クラスターが発生すれば悪い部分で世間の注目を集めることになると同時に、日々の管理に疑義が生じるため、資産価値維持の観点からは大きなマイナスになります。マンション内クラスターを防ぐためには具体的にどうすればよいでしょうか?

先ずは、エントランス入り口にアルコール消毒を設置し、入館時の手指消毒を徹底してもらいましょう。エレベーターのボタンに触れる前に消毒をしてもらうことで一定の効果は期待できます。

続いて、共用部ではマスクの着用を義務化しましょう。入居者は概ねマスクを着用していると思いますが、マンションには宅配業者・集金業者・配達業者・工事業者など様々な業者が出入りします。主に屋外で活動している業者はマスクをしていないケースも見受けられますので、入館時には必ず着用するよう、入り口に注意文を掲示の上、ルールの順守を徹底しましょう。

最後に、総会・理事会・専門委員会での3密(密閉空間・密集場所・密接場面)防止についてです。平時と同じ形での開催することは避け十分に対策を取りましょう。会場入り口にはアルコール消毒と検温の実施を徹底します。万一、検温で37.5℃以上の熱が検出された場合は、出席を見送ってもらいます。また、会場の出入口や窓を開放し換気に十分注意をします。理事会にはZoom等のWeb会議システムでの出席を、総会はYou Tobeを視聴する形での参加を促すことで実際の出席者数を減らすことも検討してください。ZoomやYou Tobeでの実施には多少の準備は必要ですが、今後の感染症対策として今の段階で導入しておくと、結果的に参加方法や参加機会の増加という点でメリットがあります。また、会場が狭い場合は無理に同じ場所で実施するのではなく、外部の広い会場を借りて行うことも必要と思います。特に修繕委員会等参加者の多い会議ではその点配慮が必要になります。管理会社に相談し準備を進めてください。

マンションの資産価値を維持するためには、感染症対策を十分取った上で、管理組合活動を実施することが必要です。

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