2022年8月6日土曜日

理事の役割とは?

2022年も8月に入りました。新型コロナウイスはオミクロン株BA.5による第7波が急速に拡大しております。重症化リスクは低いと言われている一方、感染力は非常に強いようです。管理組合としても、社会経済活動を維持するため、基本的な感染拡大防止策は続けていきましょう。今回は理事の役割について説明します。



理事は「総会での決定事項に基づき業務執行を行う」役割を担っていますが、実際に現場で仕事をするのは、管理会社になります。それを踏まえると業務執行の内容は、同じく総会で選任された監事のチェックを受けながら、「管理会社に適切な指示を行う」ことになります。

理事の役割は、管理会社を通じて業務執行をすることになります。理事がマンション管理業務(事務管理業務、管理員業務、清掃業務、建物設備業務など)を適切に執行するためには、管理会社との関係性が大変重要になります。管理会社の担当者(フロント担当)は、複数のマンションの管理組合を担当しています。

管理組合と関係性が薄く、疎遠になると、自分たちのマンションに対して時間を割いてもらうのは難しくなります。すべて管理会社任せにして放っておくと、他のマンションの業務を優先され、自分たちのマンションの業務が後回しになり、気付いたら前回の理事会以降、何の進捗もなかったということも考えられます。

理事の一番の役割は、管理会社の担当者と良好な関係を築くことにあります。良好な関係を築いた上で、管理会社の担当者から適切なアドバイスを受けるとともに、適切に指示を出すことで、マンション管理業務が円滑に進んでいくことになります。

理事には管理会社から対価に見合ったサービスを引き出すことが求められています。しかし、かんっり会社の担当者も人間です。苦情をぶつけるだけでは愛想を尽かされてしまいます。良い仕事をしてもらったときは感謝の意を伝え、時にはちょっとした贈り物(もちろん理事個人の自腹ですが)をしてみると良いと思います。次第に自分たちのマンションの優先順位が上がってきます。

理事の役割を正しく理解し、管理会社に気持ち良く仕事をしてもらうことで、マンションの資産価値を守っていきましょう!

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