2023年5月27日土曜日
管理会社の契約不適合(瑕疵)への対応について
2023年5月20日土曜日
機械式駐車場の稼働率に注目しよう!
2023年5月も下旬に入っていきます。Afterコロナで少しずつ通常の社会生活が戻ってきました。管理組合を活性化させていきましょう。今回は機械式駐車場について説明します。
機械式駐車場とは、限られたスペースに多くの車を駐車できるようにするための構造物です。可動式の構造物であるため、エレベーターと同様に「使用するにあたり、常にメンテナンスが必要である」という特徴があります。点検や部品の交換、本体の更新に多額のコストが必要です。これらのコストは主に駐車場利用者から徴収する駐車場使用料で賄われています。
1990年代は車を保有する家庭が多く、自治体が付置義務(駐車場数の下限)を定めていたこともあり、分譲マンションには積極的に設置されておりました。2000年代に入ると、高齢化や若者の車離れが進み、車を保有しない家庭が増え、駐車場の契約者数が減ってきました。
クルマの保有台数が減ったことにより、機械式駐車場に空きが増え、駐車場収入は減少する傾向にあります。一方で機械式駐車場のメンテナンスコストは空き区画も含め断続的に発生します。機械式駐車場メーカーやメンテナンス業者が淘汰されていることから、メンテナンスコストは増加の傾向が見られます。また、業者の統廃合により、今までと同じサービスが受けられないという問題も出てきています。
駐車場収入の減少と、メンテナンスコストの増加で、管理組合の収支が圧迫されている状況が見られるようになりました。空き区画とメンテナンスコストの問題を考えると、今後は、機械式駐車場の一部又は、全部を解体し、平置き駐車場への変更も視野に入れる必要があります。
管理組合としては、駐車場の稼働率に注目して、駐車場収入とメンテナンスコストのバランスを確認する必要があります。駐車場収入が赤字になると一般会計から補填することになり、マンションの資産価値を押し下げてしまいます。メンテナンスコストを確保するためには、最低何台の契約が必要なのかを計算し、契約数がそれを下回った段階で、機械式駐車場の減築を検討しましょう。
稼働率に応じて機械式駐車場を減築することで、マンションの資産価値を守っていきましょう!
2023年5月13日土曜日
オンライン会議を有効に活用しよう
2023年5月6日土曜日
防災設備の特徴を把握して管理しよう!
2023年も5月に入りました。ゴールデンウイーク明けは、いよいよ新型コロナウイルスの感染法上の取り扱いがインフルエンザ並みの第5類に格下となることが、厚生労働省から正式に発表されました。基本的な感染症対策を実施しつつ、管理組合の活動を活性化させていきましょう。今回は防災設備について説明致します。
マンションの主な防災設備
・消防設備(スプリンクラー・ガス検知器・煙感知器)
・避難はしご
・非常用発電機
・免振装置(免振ゴム・オイルダンパー)
消防設備点検は通常年2回行われます。管理会社に委託された検査員が各住戸を巡回して、ガス検知器や煙探知機が正常に機能するかテストします。点検には各住戸に立ち入る必要があるため、在宅している必要があります。Afterコロナで在宅率は高いものの、検査員を入れることに不安を覚える方もいらっしゃると思います。マスク着用やこまめなアルコール消毒など、感染への懸念を払しょくするなど、点検を受けやすい環境を整えましょう。
有事に消防設備が正常に稼働しないと、周囲の住戸に多大な迷惑がかかります。点検を受けなかったことが原因で被害が拡大した場合、損害賠償責任を追及される可能性があります。都合によりどうしても受けられない方は、次回は必ず受けてもらえるよう調整しましょう。
避難はしごはバルコニーに設置されており、高層階から地上まで安全に避難する設備です。有事に備え、避難はしごが設置されている場所と、使用方法を確認しておく必要があります。避難はしごが設置されている場所を周知し、使用方法を説明する機会を作って下さい。避難訓練の際、実際に体験してもらうのも一案です。Afterコロナの施策として、使用方法の動画を配信するのも有効です。
非常用発電機は、オイルを燃料に動力を作る装置です。年1回はオイルの劣化具合を確認の上、実際に発電できるか稼働させてみる必要があります。メーカー推奨の耐用年数を超えても直ちに交換する必要はありませんが、定期的に点検を受けることは必須です。
免振装置は高層マンションに設置されております。耐用年数は建物に準じますので、竣工時に適切に設置されていれば、劣化などの心配はありません。但し、東洋ゴム製の免振ゴムや、カヤバ製のオイルダンバーは、メーカーの検査データ偽装が社会問題になりましたので、東洋ゴムやカヤバの製品が使われている場合は注意が必要です。交換を要求しましょう。
主な防災設備の特徴を正しく把握し、適切に維持管理することで、マンションの資産価値を守っていきましょう!
理事会の運営方法を工夫しよう!
2024年11月も最終週に入ります。今年も残り僅かですね。管理組合では常に様々な問題が発生しております。今年のうちに解決すべき積み残し案件については、速やかに進めて参りましょう。今回は理事会の運営方法について説明いたします。 理事会は1~2ヵ月に1回の頻度で役員(理事・監事)が一...
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2021年11月終わり、いよいよ今年もあと1ヵ月です。新型コロナウイルスは新規感染者が抑えられていますが、年末年始は人流が増加しますので第6派に備え基本的対策を心掛けましょう。今回は複合型(マンションと商業施設)全体共用部の管理費負担割合について説明致します。 全体共用部の管理費...
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2020年10月も今日で終わり、今年も残すところ2ヵ月となりました。新型コロナウイルスの感染状況は予断を許しませんが、感染拡大防止策を万全に行い、管理組合活動をしていきましょう。今回は複合型(住宅・店舗)の管理費・修繕積立金の負担割合について説明致します。 管理費・修繕積立金...
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2024年も2月に入りました。寒い日が続きますが皆さま如何お過ごしでしょうか?今年も管理組合の活動を積極的に進めていきましょう。今回は複合用途型(マンションと商業施設)区分所有建物における全体共用部の管理費負担割合について説明いたします。 全体共用部の管理費・修繕積立金の負担割合...