2026年10月30日金曜日

管理会社に不満があるなら要注意

2026年も11月に入り、今年も残すところあと1ヵ月余りとなりました。気温が一段と下がり、街にイルミネーションが設置されはじめると、冬が近づいてきたという実感がありますね。皆さま如何お過ごしでしょうか?各マンションが抱える懸案事項を解決に向け、少しずつ前に進めていきましょう。今回は、マンション管理会社の変更(リプレイス)について説明いたします。



管理会社に不満があると、もう替えたほうがいいのではないかと思いがちです。しかし、原因を見極めないまま管理会社を変更しても、同じような不満が繰り返されることは少なくありません。

本当に見直すべきなのは、管理会社の名前ではなく、支払っている管理費(対価)に見合う仕事(サービス)が行われているか、そして担当者の対応に問題がないかという点です。

国土交通省が示すマンション標準管理委託契約書は、管理組合と管理会社が協議して契約内容を定める際の指針です。実際の契約内容はマンションごとに異なりますが、基本業務の考え方には共通する部分が多く、会社を替えることだけで状況が大きく変わるとは限りません。 

最初に確認したいのは、毎月支払っている管理費です。管理費の多くは、管理会社への委託費に使われています。そのため、自分のマンションの管理費が高いのか、それとも特別高くはないのかを知ることは大切です。

東日本不動産流通機構が2026年5月に公表した首都圏中古マンションのデータでは、管理費の平均は1平方メートルあたり217円、1戸あたり月額13,895円です。比較するときの目安になります。ただし、毎月の引き落とし額には、修繕積立金が一緒に入っていることがよくあります。

そのため、見るべきなのは引き落としの総額ではなく、管理費の内訳です。管理費と修繕積立金を分けて確認することが大切です。


      ※首都圏マンション管理費・積立金月額平均



不満の原因は、管理会社全体ではなく、担当者の対応にあることもあります。

説明がわかりにくい。返事が遅い。頼んだことがなかなか進まない。こうしたことが続くと、管理会社そのものに不信感を持ちやすくなります。でも、その場合は、すぐに会社全体を変える前に、担当者を変えてもらえないか考える方法もあります。

管理会社を変えるのは大きな話です。その前に、担当者が変わるだけで改善する余地がないかを見ておくことも大切です。

管理費が特別高いわけではなく、担当者にも大きな問題がないなら、急いで管理会社を変える必要はありません。

まずは管理費の内訳を確認すること。次に、担当者の対応を見直すこと。そのうえで、本当に会社の変更が必要かを考えることが大切です。

管理会社を変えることだけが解決策ではありません。今の状況をきちんと知ることが、納得できる判断につながります。

対価に見合ったサービスを受けることで、マンションの資産価値を守っていきましょう!

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