2022年2月も終わりになります。新型コロナウイルスはオミクロン株による第6波がなかなか収まりません。新規感染者は少しずつ減ってきておりますが、自宅療養者の数は依然として高い水準を維持しております。引き続き感染拡大防止策に努めて参りましょう。今月はマンションの資産価値に影響を与える項目についてみてきました。私たちはどうすれば資産価値を維持向上させることができるのでしょうか?復習していきましょう!
①管理会社の担当者の能力(日常のメンテナンス)
➁長期修繕計画と修繕積立金の充実(メンテナンスの実行を担保)
③大規模修繕工事の適切な実施と設計監理会社の能力(長期のメンテナンス)
このうち、もっとも高額で継続的にコストがかかるのが、管理会社への業務委託費になります。管理会社の働きはマンションの資産価値の維持向上に大きく影響を与えます。管理会社が対価に見合った働きができなかったり、管理会社の担当者の能力が対価に見合わない場合、マンションの資産価値は大幅に下落します。このような状態に陥った場合、私たちはどうすればよいのでしょうか?
最終的には、マンションの所有者である区分所有者の責任です。理事な区分所有者の代表者としての責任を負っています。区分所有者や理事が自分のこととして、当事者意識をもって主体的に行動しなければ、マンションの資産価値を維持することはできません。
監理会社の担当者に気持ちよく対価に見合った仕事をして貰えるよう努力する必要があります。担当者も人間ですから良い仕事をしたときは、躊躇なく褒めましょう。時にはちょっとしたプレゼント(もちろん自腹ですが)で感謝の意を伝えるのもよいでしょう。
理事が最大限努力しても難しい場合は、管理会社と交渉し、担当を対価に見合った仕事ができる人に代えてもらいましょう。
区分所有者、理事が「所有者」として主体的に行動することで、マンションの資産価値を守っていきましょう!