2023年7月も中旬に入って行きます。マンション共用部の電気代が高騰する中、電力不足が懸念されております。政府の節電要請に応じる形で、積極的に節電に協力することで、電気代を抑えて行きましょう。今回は、本ブログの原点である、「マンションの資産価値」について改めて考えます。
資産価値で一番分かり易い指標が、中古販売価格です。築年数や駅からの距離が中古販売価格に影響を与えますが、これらは新築時の分譲価格に織り込まれています。「マンションの資産価値を維持する」とは、築年数が経っても分譲価格を維持することを意味しています。(中古で購入された方は、購入価格の維持が目標になります。)
Q)分譲価格をいじするにはどうすればよいでしょうか?
A)管理を適切に行うことで、分譲価格は維持されます。
具体的な項目としては、以下の5つが挙げられます。
・管理組合(理事・監事)が適切に機能している(区分所有者の意識が高い)
・管理会社から対価(管理委託費)に見合ったサービスの提供を受けている
・近隣のマンションンと比較して、㎡あたりの管理費や修繕積立金が高くない
・大規模修繕工事が適切に実施されている(設計監理会社の力量が適切)
・長期修繕計画が定期的に見直されている(管理会社の力量が適切)
区分所有者が管理組合の意義を正しく理解し、積極的に活動に参加することが最も大事です。自分の試算を自分で守る。極めて単純なことですが、自分の資産に関心が薄かったり、他人任せにしている人が多いのが現実です。分譲マンションは自らの生活を支える大事な資産であることを再認識し、中古販売価格を下落させることがないよう、活動に積極的に参加しましょう。
「管理組合の役員になって、活動に積極的に参加する」ことを、面倒を考える方もいますが、実際に面倒なことを実施するのは、マンション管理会社、設計監理会社(大規模修繕工事のコンサルタント)及び、それらの関連会社になります。区分所有者は毎月管理費を支払って、彼らに業務を委託しているのですから、自ら面倒なことをする必要はありません。自らは、役員会で決めたことを彼らに任せ、適切に実施されているかチエックするだけです。
分譲価格(購入価格)の維持を目標に活動することで、マンションの資産価値を守っていきましょう!
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