2023年9月も下旬に入っていきます。今年は残者が厳しかったですが、ようやく過ごしやすい季節になりました。管理組合としての積み残し案件がないか確認しつつ、管理組合の活動を前に進めていきましょう。今回は管理組合の1年の流れについて説明いたします。
3月決算のマンションでは総会が終わり、新メンバーによる理事会が1~2回開催されており、ちょうど全体の半分が経過する頃だと思います。今後4月までの間1~2か月に1回の頻度(年6回~8回程度)で理事会が開催されます。マンションでは日々様々な問題が生じます。前回の理事会終了後に生じた苦情(騒音・タバコ・ペット)や劣化に伴う設備不具合への対応をまとめて協議して、注意喚起文の掲示や、日常修繕の実施などを決めていきます。
※管理組合の年間スケジュール
5月 定時総会で、決算・予算が承認され、役員が選任される
6月 第1回定例理事会で、前任者からの引継ぎを受け、役職を互選で決める
8月 第2回定例理事会で、夏祭りなどを企画し、区分所有者の交流を深める
10月 第3回定例理事会で、防災訓練などを企画し、有事や災害に備える
12月 第4回定例理事会で、クリスマス会など交流を深めるイベントを企画する
2月 第5回定例理事会で、自薦他薦で次期役員候補者を募る
4月 第6回(総会前最後の)理事会で、決算案・予算案・次期役員案を決める
苦情や不具合は定期的に発生しますので、上記のようなスケジュールを組んで、理事会を定期的に開催していく必要があります。特に、竣工後10年以上経つマンションでは、劣化に伴う不具合が高い頻度で発生しますので、その点留意が必要です。また、近年では気候温暖化に伴う水害(局地的な大雨による浸水被害など)が全国的に発生しているため、自然災害への備えや対応も重要になっております。
適切な頻度で理事会を開催し、絶えず生じる諸問題に対し、適切に対応することで、マンションの資産価値を守っていきましょう!
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