2024年7月も最終週に入ります。夏真っ盛りです。地球温暖化による影響が顕著な昨今、熱中症と豪雨に注意してください。命を守る行動に徹しましょう。今回は管理会社の変更(リプレイス)について説明します。
区分所有者が管理会社に満足できないと、管理会社の変更を検討することになります。実際に変更するか否かに関わらず、一度検討してみるのが良いと思います。一番のポイントは「対価に見合ったサービスを受けているか否か」になります。管理会社との契約は通常、国土交通省が公表している標準管理契約書に準拠していますので、実際のところは契約上のサービスの内容に大きな差は無いと考えられます。
先ず、管理費を確認しましょう。毎月支払っている管理費の大部分は管理委託費として、管理会社に支払われます。管理費が他のマンションに比べて高いか、安いかをチェックします。東日本不動産流通機構が公表している首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金によると、平均で201円/㎡(1戸あたり12,831円)となっております。毎月引き落とされている金額には修繕積立金も含まれているので、内訳を確認して下さい。
次に、サービスの質を確認します。サービスの質は、担当者の能力と態度で決まります。管理会社が管理組合(理事会)から指示された内容を忠実に対応できれば、管理組合の満足度は高まります。どこの管理会社にも優秀な管理マンは必ず存在するので、担当者に満足がいかなければ、管理会社の交代を検討する前に優秀な担当者に変更してもらいましょう。