3月決算のマンションでは前期の総会を終えた後、6月に開催される第1回目の理事会で理事長及び各担当理事を理事の互選で選任します。そこから翌年4月頃行われる総会前の理事会迄の1年間で6回から12回程度開催されます。新築マンションで初期不良などの問題が無い場合は、2ヵ月に1回程度、大規模修繕工事等大きな案件を抱えている場合で1ヵ月に1回程度が目安になります。
マンションでは設備・防災・風紀・会計等の分野で常に問題が発生します。前回の理事会以降2ヵ月の間で発生した問題をまとめて審議することになります。マンションを使用している以上、共用部分の経年劣化は必ず発生します。2ヵ月間に発生した不具合について管理会社から報告を受け、総会で承認された予算の範囲で修繕等の対応を行います。近年は、気候温暖化に伴い大型台風が発生する頻度が高まっており、風水害への対応も必要になります。又、地震や火災への備えとして避難訓練を企画します。住民間のトラブル(タバコの煙・ペットのマナー・騒音など)については発生の都度管理規約に沿って解決を図って行きます。月1回業者や管理会社への支払に対する承認や、会計報告を行います。理事会で取り扱う問題は多岐に渡りますが、理事会の活動がブラックボックスになってはいけません。どのような形で区分所有者に報告するか等広報活動も重要になります。
マンションの資産価値を維持するためには、適切な頻度で理事会を開催し諸問題を滞りなく解決することが求められます。
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