2020年10月も中旬に入り気温が大分下がって来ました。新型コロナウイルスが終息しない中、インフルエンザの流行期が近づいています。早めにワクチンの予防接種を行い対策を強化して下さい。今回はインターネット掲示板について説明致します。マンションには多くの連絡・注意・周知があり、印刷物をエントランスやエレベータ内に掲示したり、各戸に投函することで行っています。
掲示は詳細を把握することが難しく、投函は全戸分を印刷する手間とコストがかかるという欠点があります。これを補完するためのコミュニケーションツールがインターネット掲示板です。掲示を直ちに廃止することは難しいですが、インターネット掲示板を併用することで、効率的かつ効果的に連絡・注意・周知の目的を達成することができます。
インターネット掲示板の主な機能
掲示板⇒区分所有者や賃借人が掲示物をインターネット上で確認することでより詳細を把握することが可能となり連絡・注意・周知の効果が上がる。紙資料が減りコストを削減できる。
意見箱⇒区分所有者や賃借人から管理組合へ要望や質問がしやすくなる。(意見収集)
書庫⇒管理規約・議事録を必要な時に確認することができ、紙資料の保管整理が不要になる。
スケジュール⇒年間行事や大規修繕工事の流れをいつでも確認することができる。
「必要な情報を必要な時に確認できる」のがインターネット掲示板の最大の特徴になります。また、インターネット掲示板を介して情報をやり取りすることで、電話番号やメールアドレス等の個人情報を管理会社や他の区分所有者に公開する必要も無くなるので、プライバシーやセキュリティ保護の観点でもメリットがあります。
インターネット掲示板の具体的なサービス事例としては、国土交通大臣指定のマンション管理適正化推進センターが運営する「マンションみらいネット」(年間使用料2万円)の他、ニュースビット社が運用する「マンボー」(使用料無料)が挙げられます。
マンションの資産価値を維持するためには、プライバシーやセキュリティに配慮しつつ、効率的かつ効果的な情報伝達(連絡・注意・周知・意見収集)が求められます。
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