2021年7月3日土曜日

監事の役割を理解する

2021年も7月に入りました。東京オリンピック(東京2020)の開幕が目前に迫る中、新型コロナウイルスの新規感染者は増加傾向にあります。引き続き感染拡大防止に努めていきましょう。今回は監事の役割について説明致します。

今期初めての役員会は既に開催されましたか?3月決算の管理組合では、総会をの選任を経て新メンバーによる役員会が開催されるタイミングです。役員の中には理事長、副理事長、監事などの役職があります。監事はどのような役割を担っているのでしょうか?

監事は総会で行われる「監査報告」の中で、「貸借対照表・収支計算報告書は適正と認めます。理事の業務執行について不正行為や規約に違反する事実はありません。」と述べます。これは、監事の役割である会計監査と業務監査の結果を区分所有者に報告するものになります。

会計監査→決算書(貸借対照表と収支計算書)が適正

業務監査→理事の業務執行が適切

監事は、決算書と理事の業務の適否を区分所有者に報告する義務を負っています。決算が適正であるというのは分かりやすいですが、「理事の業務が適切」とはどういうことでしょうか?

理事は区分所有者から預かった管理費と修繕積立金を使用して日々業務執行を行っています。理事が管理組合のために業務を発注する際、安い金額でできるよう交渉しますが、発注先が理事が経営する会社の場合、「理事が自らの利益を優先させているのではないか?」という疑念が生じます。そのような場合、理事と管理組合は利益相反の関係にあることになります。監事が利益相反取引に気付いた場合は、管理組合の財産を保全するため、一旦、取引を停止する必要があります。

取引に至った経緯や、取引額について精査する必要があります。精査の結果、特に問題が認められなかった場合でも、区分所有者に疑念を抱かせる行為は慎むよう指導することが求められます。管理組合の財産を保全するため、監事は重要な役割を担っています。

監事の役割を正しく理解し、チェック機能働かせることで、マンションの資産価値を守っていきましょう!

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