2021年7月24日土曜日

管理会社との関係性を築いていく

2021年7月も下旬に入りました。東京オリンピック(東京2020)が1年遅れで開幕しましたが、ワクチン接種が遅れていることもあり、新型コロナウイルスの感染拡大は続いています。管理組合としても、引き続き感染拡大防止策を徹底しましょう。今回は管理会社との関係性構築について説明します。

マンション内では日々いろいろな問題が生じています。どんな問題が生じているか把握し、ひとつづつ解決していく必要があります。但し、理事が直接実務するわけではありません。ほとんどのことは、管理委託契約に基づき、管理会社が実施します。

管理会社は管理組合理事会の決定に基づき管理実務をします。理事が理事会で管理会社に対し適切な指示を出すことが必要になります。「適切な指示」は何を基準に出せばよいのでしょうか?マンション管理組合の目的は、「マンションの資産価値の維持・向上」にありますので、「マンションの資産価値を維持・向上させるためにはどうすればよいか?」という観点から指示を出すのが良いと思います。

管理会社の担当者は複数のマンションの管理を兼務しています。マンションの規模にもよりますが、7棟から10棟程兼務しているといわれています。1週間のうち自分のマンションの業務に割けるのは1日あるかないかです。このような状況の下、管理会社は自ら積極的に問題解決に動くことはありません。問題を解決していくためには、理事会が積極的にアプローチする必要があります。

マンション内で生じている問題を把握し、解決していくためには、管理会社担当者とのコミュニケーションが重要になります。日々、電話やメールで密接に連絡を取り合い、現在マンションで生じていることを話し合い、マンションの資産価値を維持・向上させるためにはどうすればよいか?について共通認識を持つことが重要です。

2ヵ月に1回程度開催される理事会で、管理会社に適切な指示を出すためには、次回理事会までの間に管理会社に管理組合としての意向を伝え、管理会社からアドバイスを貰い、適切に下準備を行う必要があります。

管理会社とコミュニケーションを密にし、関係性を築いていくことで、マンションの資産価値を守っていきましょう!

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